看護師のキャリアパスには、大きく分けると3つあります。それは、スペシャリストとジェネラリスト、そしてマネジメントです。
スペシャリストというのは、特定の分野の専門家のことを言います。例えばがん看護の専門家になりたいとか、小児看護に特化した病院で働いてみたいというような目標がある看護師が進むべき道だと言えるでしょう。
スペシャリストを目指すのであれば、特定の看護分野に精通した看護師となる認定看護師や、高い水準の看護ケアに必要な知識、高い技術を持つ専門看護師の資格を取得するのがおすすめです。
それぞれ受験の条件があり、それをクリアしていないといけません。そのためには看護師としてのキャリアを積み、スキルアップしていく必要があります。スペシャリストになると現場のリーダーとして活躍できます。
ジェネラリストとは、特に指定された看護分野だけでなく、看護全般の知識と技術を持つ看護師のことを言います。こちらはそれぞれの状況に応じて質の高い看護を行うものであり、特定の資格を取得するものではありません。
どんな現場でも仕事ができる看護師になりたいという人はジェネラリストを目指すと良いでしょう。
そしてマネジメントとは、部長や看護師長といった管理職になりたいと考えている人に向いているものです。病棟管理であるとかスタッフ管理を行い、現場の看護師が働きやすい環境に整える仕事になります。
管理職を目指している人は、まず看護主任になることから始めます。看護主任またはリーダー看護師は現場で看護師をまとめる立場です。ゆくゆくは看護部長や看護師長になるのが目標であれば、経験と実績を積み重ねて行く必要があることを理解しておきましょう。